COPD
たまには 医療の話もしましょう!
COPD(慢性閉塞性肺疾患)・・・・・・・聞きなれない病気かもしれませんが
以前は ≪肺気腫≫や ≪慢性気管支炎≫と呼ばれてきました。
肺に生じた炎症により 肺の組織が徐々に壊れていき、喚起、ガス交換という
肺の 基本的な機能が損なわれる病気です。
最大の危険因子は タバコです。
喫煙者の10~20%が COPDを 発症しており、COPDの患者の95%は 喫煙者です。
タバコ煙 には ニコチン、タールをはじめ、多くの有害物質が 含まれており、
気管支とさらに先の肺胞の炎症を 引き起こし、組織を広く、傷つけます。
これを治そうと働き、くりかえすことによって 肺の繊細な構造を どんどん
破壊していきます。
また気管支粘膜には 線毛という 非常に細い毛があり、体に侵入する異物の
侵入を防いでいます。たばこ煙によって 気管支に繰り返す炎症が 起こると
線毛の機能が低下し、小さな粒子やごみ、細菌など 有害物質を
外に出せなくなります。そのために 感染がおこりやすくなり また治りにくく
なるという 悪循環です。
COPDは 体質的 個人差は もちろんありますが、 習慣的喫煙を
始めてから約20年で 発症すると 言われます。患者数は 40歳ころから
増え始め、自覚症状が強くなっていく 50代以降から 年代を追って 有病率が
高くなります。
喫煙者本人だけでなく 副流煙を 吸わされる(受動喫煙)人も リスクが高まります。
COPDは 肺だけではなく、全身に影響を及ぼす病気です。
肺がんの頻度が増すだけでなく、虚血性心疾患(狭心症など)、脳疾患(脳溢血など)
骨粗鬆症、栄養障害、骨格筋の筋力低下、貧血など。
喘息を合併していると 呼吸機能の低下が著しく 早まります。
強い息切れのため、外出や運動が制限され、閉じこもりがちになって
うつ傾向になる人も 少なくありません。食欲低下、筋力低下、息切れ・・・・と
高齢者になってからは 陥ってきます。その頃になって後悔しても遅いのです。
患者数は 500~700万人と 推定されていて 患者数も 死亡数も
年々 増加しています。しかし 実際には 治療を 始めるのが 遅い傾向に
あります。
COPDの 治療の目的は 肺機能の低下を できるかぎり 食い止めて
症状を改善し、楽な呼吸で 快適な日常生活を維持できるようにすることです。
早期であれば 治療効果は高まります。
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